Profile of Jose Luis Zafra

作曲家/ピアニスト J. サフラ (Jose Luis Zafra )

197212月スペインのアンダルシア生まれ。家族と生まれ故郷マラガの恵まれた環境の中で幼い頃から音楽に対し大きな興味を抱く。9歳の時マラガ音楽院でピアノの勉強を始め、正式な音楽のキャリアを開始。4年間の勉学を終えた後、学校で学ぶ音楽から自らが目指す作曲(ピアノ曲)の分野に重心を移していき、17歳でマドリード大学に入学する。ここで将来彼が手掛けられる可能性のある幅広い音楽分野に出会う。美術展のための音楽を作曲、1990年代前半に結成された9人編成のビッグバンド”ワイルドウォーターズ"に参加、19954月デベアルテス宮殿でマドリードデビューする。この楽団のために多くの作品を書いており、その中の1曲は映画"離婚ジャック"(監督:デビッド・カフレイ、スカラプロダクション制作、1998)のオリジナルサウンドトラックに使われる。マドリードで映画・映像芸術との複合作品において貴重な実績を残した。映像芸術との数多くの共演という経験を経たのち、音楽キャリアの原点となるピアノを中心とした作品の作曲に戻る傾向にある。

作風はスペイン音楽をベースとしながらも、斬新な霊感が主体となったジャンルを超えた普遍的なもの。アンダルシアを知らない人でも彼の音楽から、目の前に広がる地中海、パティオのジャスミンの香り・ロッキングチェアー・木陰に想いを馳せ、つかの間のやすらぎを見出すことが出来るのではないだろうか。

作品はピアノ独奏、ピアノと独奏楽器、各種編成の室内楽からオーケストラのための作品を含め多岐に亘っている。

自作による自らのピアノ演奏会を定期的に開催しながら、近年ではヴァイオリン奏者Quike Navarroとのデュエット、2013年よりKanakoShuku(フルート奏者)他などとの共演によるコンサートを数多く行っている。

2005年にCD  "Equinoccio(春分)新アンダルシア・ピアノ" SGAE (Sello Autor) を発表している。