〜〜立ち方・姿勢〜〜



ゴールウエイ氏。輝かしい音は、この姿勢から生まれます。
(少々お腹が出ていますが、、、只今、ダイエット中とのこと)

-注目点-

*右足に重心がある
*頭の位置
*自然な体の直立
*肩の下がり方
*肘の支えと楽器のかまえ
*顔の傾き
*左足の位置
*息のでる口の位置
*顎の下がり方
*足のかかとが大地に密着


安定感のある
パーフェクトな姿勢です







James Galway Masterclass Weggis Switzerland
2010.7ゴールウエイ・マスタークラス スイスにて




立ち方、姿勢を一番に練習してきたつもりが、本番となると、こんな姿勢が崩れています。
これでは、ダメですね。

2013.7イタリアトスカーナにて

こんなに、体が折れ曲がっていると、しっかりとした息が出てきません。吹いた息を最大限に
フルートの音に還元するような、立ち方、姿勢を作らなくてはいけません。

吹いている時は、本人は必死になっているので、自分がどうなっているか、さっぱりわかりません。
もう、吹くことで精一杯ですね。
まさか、自分がこんな姿勢になっているとは!!
練習中鏡の中で、パーフェクト!と思っていても、本番中は
信じられないことが起こっています。

毎回、本番の時、必ず誰かに写真orビデオを撮ってもらって、あとから反省と研究。
練習と本番は一致するまで、時間がかかりますね。



次の本番では、演奏しながら、何回も、姿勢!姿勢!と
悪い所を修正しながら行いました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

イタリアで一緒に学んだ仲間たちです。コメントを入れました。
ジェームズ・ゴールウエイ氏の写真と比較・研究してみてください。2013.7イタリアトスカーナにて
両足が、屈伸していると膝に力の重心がいってしまい、お腹の底から支えのある音を出すことができません。 楽譜を見ようとして重心が完全に左足に移ってしまっています。右肩も上がりすぎです。
重心が右足から左足に移行しようとしています。 やはり、楽譜を見ようと、顔が前に突き出ています。
フルートの構えが高すぎて、重心が上に行き過ぎです。 別の日の写真ですが、やはり、フルートの構えが高すぎるのと、完全に重心が左足に移っていて、右足が浮いています。
やはり、彼女も楽譜を見ようとして、重心が前のめりになっています。 重心が右足、頭がその上に乗っているのは、よいですが、少々、後ろへふんぞり返り過ぎで、左肩が上がり過ぎです。。
演奏前の構えは大変良いのに、演奏がはじまると、、、。 完全に重心が左足に移行して、右足が浮いてしまっています。本人、きっと、全く気づいていないと思います。
重心が少々高すぎるように思います。 まずますの姿勢でしょうか。
両足の屈伸(特に右)が多少気になります。
安定した、いい姿勢ですね。 日を変えて撮った写真ですが右腰が少々突き出て、身体がねじれているのが気になります。
楽譜を見ようとして、顔が前に突き出てしまっています。 よい姿勢ですが、
重心が左足、前へ移行しようとしています。
いい姿勢です。フルートの構えが少々高いように思えます、、。 上半身はよい姿勢ですが、右足と左足の位置(前後)が逆です。


立ち方、姿勢をよくしたからといって、いい音が出るとは限りません。
しかし、その姿勢、立ち方は見た目のよさを得るためのものではなく、音と密接に繋がっています。
音が安定しないと、曲を吹くこと、表現すること、何もできません。

まずは、立ち方、姿勢を再チェックしてみてください。



珠玖加奈子(しゅく かなこ)
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