J.Galway ジェームズ・ゴールウエイ氏が初来日したのは、何時だったか、、、。もう、30年年以上前。私が音大卒業してすぐの頃、、、そのコンサートを聞いて以来、私のフルート人生が変わりました。どおして、こんな、明るい、人の心に突き刺さる音が出せるのか、、、。最初のころのアルバム、アニーソングとヴィバルディーの四季を毎晩、毎晩、聴き続け感動に浸っていました。体が震えるほど、その魅力的な音色に心が捉えられ、この音しかない。 力強い低音、延びのある明るい高音、しかし、表面的に奏方も全くわからない状態でこんな音をすぐに出そうとすると、実力の全くない、基本すら全く出来ていない若い私にとって、逆効果。低音の音はつまり、高音は口に力が入り、即座に、音が出なくなる。しかし、気持ちだけはいつも、ジェームズ・ゴールウエイ。 いつか、イベールのコンチェルトは無理でも、ロンドンデリーの歌をこんな風に演奏できるフルーティストになろう、と決心しました。 これから、私がいかに、彼を追い求め続け、何を学んだか、少しずつですが書いていきたいと思います。 フルート奏方大研究 2章 立ち方・姿勢へ 珠玖加奈子(しゅく かなこ) ホームへ |